こんにちは!! てっち(@simplelike0112)です。
奈良県奈良市にある『世界遺産・春日大社』へ、家族で観光に行ってきました~。
はじめて行く春日大社でしたが、歴史の深さに圧倒!鹿の多さに目が点!!子供達大はしゃぎの1日になりました。
そんな、楽しみつくした春日大社を紹介しま~す(^^)/
この記事の目次です
春日大社ってどんな神社?
春日大社は今から約1300年前に奈良に都が置かれたころ、国の繁栄と国民の幸せを願って造られた神社です。
朱色の柱、白壁、檜皮(ひわだ)屋根の本殿、社殿は見るものを魅了します。
全国3000社に及ぶ春日神社の総本山、奉納された3,000基もの燈籠が並んでおり、別世界にきたような感覚になります。
春日大社の御祭神
約1300年前に播磨国の鹿嶋神社から武甕槌命(たけみかづちのみこと)様を御蓋山(みかさやま)山頂浮雲峰(うきぐものみね)へお迎えしました。
御蓋山は春日大社の東にある小高い山(標高283m)のことです。御蓋山のすぐ東にある花山(標高497m)と合わせて春日山とも呼ばれています。
御蓋山は現在でも禁足地として入山が禁止となっています。春日大社の1番の神域でもあります。
768年11月9日に、香取神宮から経津主命(ふつぬしのおおかみ)様、枚岡神社から天児屋根命(あめのこやねのみこと)様・比売神様(ひめみかみ)様の神々様をお迎えし、春日大社のはじまりになりました。
春日大社には御本殿が4つあり、御祭神は4柱です。(柱は神様の数え方)
4柱の神々様を春日皇大神または、春日四所明神、春日大明神と崇拝しています。
- 第一殿:武甕槌命(たけみかづちのみこと)様
- 第二殿:経津主命(ふつぬしのおおかみ)様
- 第三殿:天児屋根命(あめのこやねのみこと)様
- 第四殿:比売神様(ひめみかみ)様
国宝と重要文化財
春日大社の境内は回廊と呼ばれる建物で四方を囲まれています。回廊の中に様々な、建物があり春日大社を形作っています。
先ほど紹介した4つの御本殿が国宝に指定されています。
御本殿には近づくことができません。春日大社で御本殿にお参りするときは、中門の前からお参りするようになっています。
中門正面から中の方をカメラで撮影するのは禁止されていて、聖域となっています。
下の写真は中門です。
重要文化財には、回廊、回廊内にある神殿が指定されています。
- 本殿へ参拝する中門・御廊
- 回廊内に入るときにくぐる南門、慶賀門、清浄門、内侍門
- 歴史ある建造物の幣殿・舞殿、直会殿、内侍殿、宝庫、捻廊
春日大社まで長い表参道を歩こう
春日大社の説明を終えたところで、次は春日大社への順序を説明していきます。
春日大社には「春日大社表参道」という、とても長~い参道があります。
参道のはじまりは国道169号線と三条通りが交わる場所、一の鳥居からです。
春日大社からとても離れているので、地図をのせておきますね。
一の鳥居をくぐり抜けて春日大社表参道をひたすら東へ歩いて行きます。
とても広い参道でしばらくは燈籠が少ないですが、春日大社に近づくほど燈籠が増えてきますよ。
いたる所に鹿さん達が歩いているので、「奈良に来た~」って感じになります(^^)
春日大社表参道を少しそれて浮見堂へ
春日大社表参道の右側は広場になっていて、鹿さんがたくさんいるので子どもは興味津々です。
左側には奈良国立博物館や仏教美術資料研究センターがありますよ。
鹿せんべいが10枚150円で売っているで、鹿に食べさせてみてくださいね。子ども達はとても楽しそうです。
少し広場の方へ足を運んで浮見堂へ向かいます。
広場の向こうには梅林が広がっています。片岡梅林(丸窓梅林)です。
3月の梅の咲く季節だったら梅満開でしたね。
奈良公園の早春はここからはじまるようです。
梅林を抜けて石畳の階段を下ると、鷺池(さぎいけ)と池に浮かぶ建物が見えてきます。
そう、これが池に浮かぶあずまや「浮見堂」です。
浮見堂は大正5年に建てられているので、歴史的には新しいですがとてもいい雰囲気を出しています。
屋根は檜皮葺き(ひわだぶき)といい、ひのきの樹皮を使っていますよ。
浮見堂の中には木の椅子もあるので、景色を眺めながら休憩してくださいね。
浮見堂近くには、もう1つ観光スポットがあります。
洞水門です。
洞水門は、地中に空洞を作りそこにしたたり落ちる水が反響して琴の音色に聞こえるようにした仕組みのことです。
柄杓(ひしゃく)で水を汲んで、手前の玉砂利に注いでみましょう。きれいな音色が聞こえますよ!
ふたたび、春日大社めざして表参道を歩こう
浮見堂を後に、表参道まで戻ってきました。ふたたび東へ向かいましょう。
車が走っている道路があるので、横断歩道を渡ります。
横断歩道を渡り終えると、燈籠が並びはじめて春日大社らしくなってきますよ。
もちろん、鹿達もまだまだいますよ。
しばらく進むと、春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)というお茶屋があります。
コーヒーやジュースもあるので喫茶店としても利用できるよ。
- 電話番号:0742-27-2718
- 営業時間:10時~16時
- 定休日:4月、5月は無休
くず餅、ぜんざい、柿の葉寿司、万葉粥がお品書きとしてあります。
名物は万葉粥で、四季折々の旬の野菜が添えられた、昆布だしと白味噌仕立てのお粥(おかゆ)のことです。
春日荷茶屋のすぐ隣には、萬葉植物園があります。
春日大社の社紋になっている藤の花が20品種・約200本も植えられている「藤の園」があります。
- 開園時間3月~10月:9:00~16:30(17:00閉門)
- 開園時間11月~2月:9:00~16:00(16:30閉門)
- 定休日3月~11月:無休
- 定休日12月~2月:月曜日(祝日と重なったら翌日)
- 拝観料:大人500円・小人250円
ここまでくればもうすぐ二の鳥居です。
運が良ければ燈籠の間から、かわいらしく顔を出す鹿を見れるかもしれませんよ。
二の鳥居に到着です!!
二の鳥居周辺はとてもにぎやかで、カフェが楽しめる鹿音、お土産屋杉の舎、春日大社国宝殿、多目的トイレ、通貨両替機がありますよ。
二の鳥居の横には、世界遺産登録の証が刻まれた大きな岩があります!!
二の鳥居周辺はいろいろお店が集まっているよ
カフェとショップのお店、鹿音(かおん)です。
食事メニューは四季御膳、いなり寿司セット、赤飯セット。
スイーツメニューも多く、パンケーキ、ぜんざい、あんみつ、ソフトクリーム、プリンなどを楽しめます。
もちろんドリンクメニューもあるよ!休憩できます!
僕はテイクアウトメニューのつぶあんの入っている春日まんじゅうを買ってみました。
蒸しまんじゅうなので、あつあつほっくほっくですよ。
寒い日には体が温まります!!
春日大社国宝殿があります。
春日大社所有の国宝352点、重要文化財971点など多くの文化財を所蔵展示する美術館ですので、興味ある方はぜひ。
- 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 拝観料:一般500円、大学生・高校生300円、小中学生200円
鹿音と国宝殿の前は憩いの場となっています。
天気のいい日なら、御影石の椅子に座って休憩できますよ!
鹿も遊びにくるので、食べ物を取られないように気をつけてくださいね!
とても綺麗な多目的トイレがあるので、春日大社本殿にお参りする前に行っておきましょう。
日本人には関係ありませんが、外国通貨を日本円に両替できる両替機があります。
外国人旅行客の多さを表していますね。
杉の舎と言われるお土産屋ですよ。
かわいいお土産がたくさんあるのと、ちょっとした軽食も楽しめます。
二の鳥居をくぐって御本殿を目指す
二の鳥居をくぐってすぐ目に入ってくるのが、金属製の大きな鹿の像がある手水所です。
手水所のすぐ横にある祓戸神社です。手と口を清めた後にお参りしましょう。
ここからは表参道の両側に燈籠が隙間なく並んでいる風景になります。
苔の生えている燈籠が、長い年月を物語っていますね。
表参道はとても平らで歩きやすくなっています。
広い表参道の終点までくれば、左側を向きましょう。
春日大社大宮の南門が「でで~ん」っと目に入ってきます(^^)/
春日大社回廊内へ、中門から御蓋山浮雲峰遥拝所までの順路
春日大社本殿は四方を回廊で囲まれています。南門から入って順番に回廊内を巡りましょう。
実は、回廊内を参拝しようとすると特別参拝拝観料が必要なんですね。
南門入ってすぐは無料で拝観できますが・・・
南門入ると砂ずりの藤があります。花の穂が地面の砂にすれるほど長いのでそう呼ばれています。
満開の砂ずりの藤、見てみたいですね!!
特別参拝受付で参拝料を納めます。
- 特別参拝の初穂料:500円
子どもは聞いたところ無料で参拝できるとのことでした。
何歳までかは聞きそびれてしまいましたが、娘は小1なので小さいお子さまなら大丈夫かと思います。
受付で聞いてみてくださいね。
中門と大杉です。立派な建物と立派な杉ですね~すごい迫力です。
春日大社の回廊には多くの灯籠がぶら下がっていますよ。
朱色の建物に黒い灯籠がなんとも品を感じますね。
徳川5代将軍綱吉の生母、桂昌院が奉納した灯籠です。
灯籠には徳川家の紋が描かれているので探してみてね!!
回廊の桜門を出ると南回廊です。太陽の光が差し込む明るい回廊です。
南回廊を進むと左に折れ、東回廊に続いています。
東回廊の右側は春日大社で一番神聖な禁足地、御蓋山(みかさやま)ですよ。
東回廊には金色の灯籠が並んでいました。黒色に比べて華麗ですね。
東回廊を抜けて歩いて行くと、春日大社回廊の北東の角に着きます。
そこには、御蓋山浮雲峰遥拝所があり御蓋山浮雲峰に向けて遥拝できます。
御蓋山山頂浮雲峰から平城京大極殿までの直線上にあることから、神々の力が強く伝わるパワースポットでもありますよ。
遥拝が終わったら中門まで戻ります。
春日大社回廊内へ、中門から幣殿までの順路
中門まで戻り、次は西側を巡回します。まず目に入ってくるのが本社大杉です。
樹齢が1000年とも言われ、鎌倉時代後期に描かれた絵巻物「春日権現験記」に描かれています。
樹高23.0m、幹周7.94mにもなります。
根元から西方向に大きな木、イブキ(ヒノキ科ビャクシン属の常緑高木のこと)が伸びていて不思議な感じがしますよ。
イブキは西方向にある直会殿の屋根を貫いているよ!ホント不思議な光景です。
大木の次は、重要文化財の捻廊(ねじろう)です。1,179年創建。
江戸時代の飛騨の名工左甚五郎が斜めに捻じれた階段に改良したと伝えられています。
重要文化財の宝庫です。807年創建。
本殿に次ぐ重要な建造物で、春日祭などの御神宝が納められています。
後殿各社参拝所は、御本殿の真後ろにあるお庭にお鎮まりされている神々を参拝できます。
佐軍神社、杉本神社、海本神社、栗柄神社、八雷神社の5つ御社(おやしろ)がありますよ。
需要文化財、藤波之屋は江戸時代まで神職の詰め所でした。
今は解放されていて、中に入ると万燈籠に火が灯っていますよ。
幻想的な空間を楽しんでくださいね。
回廊内には、後殿各社参拝所で紹介した5つの御社(おやしろ)の他に、11つの御社があります。
その内の1つ多賀神社は、延命長寿の神様で仕事の完遂を導く神様ですよ。
16つ全ての御社を巡ってみてはいかがでしょうか。
回廊巡りももう少しで終わり、直会殿までやってくるとちょうど大杉の裏側に出てきます。
イブキが直会殿を貫いている力強いさまがハッキリと近くで感じることができますよ。
回廊巡りの最後は重要文化財の幣殿(へいでん)です。859年創建。
天井が二つに分かれていて、小組格天井がある方を幣殿、化粧屋根裏がある方を舞殿(まいどの)と呼ばれています。
現在は参拝所として使われていますが、昔は、幣殿は春日祭の祭場として、舞殿は御神楽を奉納する場所として使われていました。
春日大社回廊内の巡回を終えて、南門を出たら一の鳥居に向かい、もときた道を戻ります。
春日大社良かったよ~(^^)/
朝10時頃に一の鳥居をくぐって、戻ってきたのが13時30分頃でした。僕たちは参拝して戻ってきてから昼食にしたので、少し遅くなりました。
ゆっくり過ごしたい方は、春日荷茶屋や鹿音で昼食食べてみるのもいいと思いますよ!!
僕が利用した駐車場
春日大社には二の鳥居、ちょうど春日大社国宝殿がある場所に駐車場があります。
ですが、一の鳥居から参拝したい方は一の鳥居近くの駐車場に車を止めるのをおすすめします。
僕たちは、奈良県奈良市高畑町の県道80号線高畑町交差点近くにある丸山駐車場に駐車しましたよ。
1日900円の民間の駐車場です。
すぐ近くに「不思議な形の空気ケーキ!ふわとろ空気プリン!奈良の春日大社の近くにひっそりたたずむお店に行ってきた。」で紹介した、奈良の美味しいスイーツのお店「空気ケーキ。」があります。
お帰りの際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
春日大社一の鳥居までは歩いて約12分。
県道80号線を西へ向かい、国道169号線と交わる福智院北の交差点を右に曲がれば到着です。
- 住所:〒630-8301 奈良県奈良市高畑町1215-5
- 電話番号:0742-25-0244
春日大社の場所と地図
- 住所:〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
- 電話番号:0742-22-7788
- 開門時間夏期(4月~9月):6:00~18:00
- 開門時間冬期(10月~3月):6:30~17:00
- 本殿前特別参拝は8:30~16:00
- 本殿参拝料:500円
- 駐車場:バスと乗用車合わせて100台可能
- 駐車料金:乗用車1000円、バイク300円
公式サイト:春日大社 公式ホームページ
まとめ
今回の記事は、春日大社に家族で観光に行ったお話をしました。
春日大社へは長い表参道を歩いて参拝するのをおすすめします。
一の鳥居の近くには浮見堂、鷺池、洞水門や片岡梅林があるので合わせて観光できますし、鹿せんべいを鹿にあげて楽しめるので!!
二の鳥居までくるとお店がたくさんあり、春日まんじゅうなどの名物を食べてみましょう。
表参道の両側には歴史を感じる燈籠が建ち並んでいます。
春日大社本殿は、多くの重要文化財があるので見応えがありますよ~大杉とビャクシンはホントビックリしました!!
あなたも、歴史ある春日大社に行ってみてはいかがでしょうか(^^♪
次の記事>>>静岡県富士宮市にある『富士山本宮浅間大社』。富士山を御神体として祀ってあるパワースポットだよ。